8月6日、今日は広島原爆投下記念日です。
こうしてこの日を守り、祈るということはほんとうに大切なことだと思います。
あってはならないことが起こったのですから。
当時戦争を体験されたお客様のUさんがおっしゃるには、神戸の川が空襲で赤く染まったというのです。
空襲を受けて亡くなられた方々の血で。
こうして書く事さえおぞましく思えますから、当時の方は、どれほどの辛さ、痛みを感じたことだったでしょうか。
日本で空襲を受けた地域は多かったと思うのですが、しかし、広島、長崎の比ではなかったと思います。
一瞬ですべてを無くし、更に原爆の後遺症に苦しむのですから。
わたしが小学生の頃は、先生が原爆の話を紙芝居で見せてくれました。
その話はある被爆した少女の話でした。
少女はいつも右頬を手で覆っていました。それを心ない男の子たちに揶揄されるのです。
少女はその時、毅然と男の子達に「私の傷見せてあげるわ」と言って、覆っていた手を離すのです。
そこには生々しいケロイドの傷跡が残っていました。
多分そのからかった男の子達も、私たち紙芝居を見ていた小学生も一瞬にして理解するのです。
無知ゆえにからかったことを。そしてその少女の傷の意味を。
わたしはこの毅然とした態度の少女とともに、原爆の酷さを忘れることができません。
今日記念式典では子供代表の女の子が、平和の意味を問うていました。
平和とは、普通の暮らしができること。 幸せでいること。・・
ほんとうに日々、協調と愛を持って、争うことなく、まず家庭から
みんなが幸せに暮らせる世の中を創って行かなければと思いました。