ご予約のお電話を頂いて、「初めてでいらっしゃいますか」とお尋ねしましたら、
「いいえ、小学生の時に伺っています?」とのことでご来店を楽しみにしていました!
26歳の笑顔が素敵なレディになられていらっしゃいました。
お母さんを通しての出会いだったので、すっかり忘れていましたが・・。
去年の8月に体調を崩して、ということでアロマテラピーを受けて下さいました。
身体は、肩とかに懲りが溜まっていました。
企業で、人材育成の仕事をされているということで、やりがいもあり、
仕事は楽しいとおっしゃっていましたが、クリエイティブな業務でもあり、
ストレスもおありだったのだろうと頷かれました。
施術後、お話しをしていると、若い人は進化しているなーと改めて実感させられました。
Iちゃんは、「わたしはいつも『体験者でありたい』と思っているんです!」とさらりと仰います。
スピリチャルな本などではよく、『完璧な存在である私達が、この物質界に降りたのは、
思い通りにいかないとはどういうことか等々を体験したくて、肉体を纏って生まれてきた。』とあります。
つまり、私達は様々な体験を通して、進化をするためにこの物質界にいるということらしいのです。
ところが、そのような考えを飛び越えて、26歳のIちゃんから「体験者でありたいと思っている!」
とさらりと言われると、私の内側が、喜びでうち震えるような感覚を覚えました。
「そうね。どんなことも、ただ体験し、自分の生命を進化させるためにここにいると言われているわよね。
そうすると、何が起こってもオッケーなのよね。ただそれを体験し、楽しめばいいだけで・・」
「人生は仕事でも何でも深刻に考えないで、遊びと捉えれば楽よね。
私達は表現するための遊び場としてここにいるようなものだから・・」
Iちゃん、「わたし、一生懸命頑張っている人に『これくらいでいいんじゃない?』」ってよく言うんです。
そう考えると、自分も楽になるし、その人も『そうねっ!』て同意してくれます」
「いいわね、その言い方!」・・
等々と話しが盛り上がりました。
更にIちゃんは、「ほらあそこに魂があるでしょー」なんて平気で言ったりするから
皆、もう全然慣れて、笑っているんです・・」と。
「へー。どこに魂を見るの?」と言うと
「電線の上辺りに。見えないけどあるって感じるんです・・」
Iちゃんの話が奇想天外ではないことを言いたくて次のようなお話しをしました。
「わたしが小学校へ上がる前の年に、親戚の家に行った時のことなの。
暖かい秋の陽が射しこんでいた昼下がりだった。
皆、出払って私一人が柱に寄りかかってボーとしていたの。
その時、私が見ていたところから2、3メートル離れた所に、柱に寄りかかっている自分が見えて、
その自分のハートの部分に、まあるい真っ白な雲のようなものが浮かんでいたの。
大人になってから、あれはわたしの魂だったんだ。魂を見たんだと思ったの・・」
Iちゃんは、「魂があそこにいる」みたいなことを、会社の同僚たちに普通に話していて、
しかもそれが受け入れられ、可愛がられている様子なのです。
たぶん、Iちゃんはエゴを大分消化してからの今世の旅なのでしょうと思いました。
俳優の吉沢亮さんは普通に「イケメンですから・・」とご自分を仰って、
『半端ない肯定感だ』とインターネットで評されていましたが、
今の若い方たちの生き方は清々しくていいなーと思います。
先日、猫の花ちゃんをカプセルのようなキャリーバックに入れて
以前住んでいた茅ヶ崎の病院まで連れて行ってきました。
駅を出てふと見上げると、真っ白い雲が浮かんでいて、
ただ美しいなーと花ちゃんを背負って眺めていました。
子供の時に見た真っ白い雲のような魂は、誰のハートにも浮かんでいるんだから、
今度はそれを見てみたいものです。